『すべては滋賀にあり』 滋賀県知事 三日月大造のスペシャルコラム|第五回 「滋賀の伝統的工芸品」

伝統的工芸品指定書授与式 | 滋賀県知事 三日月大造
今回、指定書を授与させていただいた皆さんと
江州よしすだれ
江州よしすだれ
長村梵鐘
長村梵鐘
 新緑が目に眩しい季節になりました。滋賀県では、この4月から「変わる滋賀 続く幸せ」を基本理念とする新しい基本構想をスタートさせました。誰もが幸せを実感できる滋賀をつくっていきたいと思います。


変わるもの、変わらないもの


 情報通信技術の発展等により、私たちを取り巻く環境は目まぐるしいスピードで変化しています。時代の変化に合わせ、柔軟に対応していくことが求められる一方で、変わらぬ価値を次の世代に引き継いでいくことも大切なことです。湖国の豊かな自然と暮らしの中で育まれ受け継がれてきた工芸品もその一つです。


伝統的工芸品指定書授与式


 現在、滋賀県では、知事指定の滋賀県伝統的工芸品三十八品目(四十五製造者の方)を指定しています(経済産業大臣指定の伝統的工芸品は三品目あります)。先日、四年ぶりに新しく指定された二品目「長村梵鐘」と「江州よしすだれ」について、指定書を授与させていただきました。いずれも歴史が古く、長村梵鐘の製造は江戸時代前期まで遡れるそうです。土で作った鋳型に、溶かした銅と錫を流し込み鋳造する伝統的な技法でつくられており、このような手法を現在でも受け継いでいるのは全国でも数社しかないとのこと。また、江州よしを使ったすだれは、夏の暑さを遮るためにぜひ活用したいものですが、よしの幅や色調を整え、美しいものを製作するには、熟練の技能が必要だそうです。どちらの工芸品も細部までこだわり抜いた素晴らしい技術により製造されており、伝統を守り継いでくださっていることに深く感謝いたします。このほかにも、県内各地に素晴らしい伝統的工芸品があります。知事室には、信楽焼や愛知川びん細工手まりなどを季節にあわせて置いており、見て楽しむだけでなく、お客様にも積極的にご紹介しています。ぜひ、皆さんもこれらの工芸品を生活の中に取り入れていただき、ゆとりや心の豊かさを味わってみませんか。

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